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兵庫県の皮革の歴史
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2. はりまの革なめし その中心は姫路
播磨地方で古くから製革業行われていたことは、平安時代末期の法令集「延喜式」の中で確認できるが、その産地が播磨のどこであったかは現在のところ解明されていない。しかし中世以降では、その生産の中心地は姫路地区であったと考えてよさそうである。その頃「播磨の革工能く熟皮(なめしがわ)を物し、その品争いて当時の武士に求められる」といわれた。

姫路の高木地区はその生産の中心地であって、白鞣革を産出していた。 これは原料の皮を川水に漬け、毛根部に発生するバクテリアの酵素の力で脱毛し、塩と菜種油を用いつつ揉み上げ、天日に晒して薄乳白色の革に仕上げるもので、この技法は江戸中期には完成していたものと察せられる。

姫路はわが国の皮革のふるさととして著名である。その発祥の地が、市川の上流約10kmのところにある高木地区である。この地でなぜ古くから皮なめしが行われてきたのか、という理由ははっきりしていない。皮革産業としての地域の育成が藩の政策としても強く行われたようである。

(1) 皮なめしをするのにふさわしい市川という穏やかな流水と、広い河原があった。

(2) 西日本では多くの牛が飼われていたので、原料である牛皮の集荷が容易であった。

(3) 瀬戸内海気候の特長として、比較的温暖で雨も少なめの土地であった。天日に干す革晒しに好都合であった。

(4) 皮の保存とか処理に必要な塩の入手も容易であった。

(5) 大阪・京都など政治・経済・消費の中心地と近い関係にあった。

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