兵庫県皮革産業協同組合連合会
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兵庫県の皮革の歴史
兵庫県の皮革の歴史を詳しくご紹介しています。
3. 皮なめし発祥の地
姫路の白鞣革は古くは越靼(こしなめし)、古志靼、播州靼あるいは姫路鞣ともいわれてきたが、その製革技術の始まりについてはいくつかの言い伝えがある。集約すると3つになろう。

(1) 朝鮮伝来説
地元では最もよく知られているもので、神功皇后三韓征伐の折の捕虜で熱皮術に長けるものがあり、但馬の円山川で試み、南下して市川で成功し、村人にその技術を伝えたものという。

(2) 聖(ひじり)翁授説
その昔、松ケ瀬(高木の古称という)の椋の巨木の下に住む博識の老人より学び、製革を始めたという。この老人を聖翁と尊称し、それが地区で祀っている聖神社の祭神といわれる。

(3) 出雲国由来伝説
製革の起源を神功皇后時代にあると認める一方で、元禄時代出雲国古志村の革商が大阪木津川で試みたが成功せず、市川で良品を得て、越革として世に出して名声をなしたという。

実際にはこれらの伝説が混合したような形で語り伝えられているが、それらを裏付ける具体的な史料は見られないようである。一方、製革技術史的に考えると、現在の手法がそのまま昔からあったとはいえないので、むしろ数百年間の技術的変遷と桔びつけることによってその伝説が意味を持ってくるものと推察している。

高ノ木神社に合祀されている聖神社
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